狩猟者の位置まで把握・共有!新機能「ヒト検知」 概要はこちら(オプション対応 2017年8月下旬~)
免許・登録不要! 電波法適合のGPSマーカー
GPSマーカーは、猟犬による狩猟において、狩猟者が猟犬の情報を把握するために使用する機器です。
◆ 野生鳥獣による農作物被害
農林水産省によると、シカ、イノシシをはじめとする野生の鳥獣による農作物被害が増加傾向にあり、2009年度以降の農作物被害額は年間200億円以上とされます。
鳥獣被害が深刻化している要因としては、鳥獣の生息域の拡大や、狩猟による捕獲圧の低下、耕作放棄地増加などを指摘されており、適切な鳥獣対策を求める声が高まっております。
◆ 電波法に適合するGPSマーカー開発の必要性
無線通信を利用するGPSマーカーは、総務省令及び告示で定める技術基準に適合する必要があります。しかし、狩猟業界においては、日本の技術基準に合致しない海外規格のGPSマーカーが不法無線局として使用されるケースが散見されるようになりました。
2008年の電波法令改正より、適合品であることを示す「技術基準適合証明」又は「工事設計認証」を取得した狩猟用発信器(GPSマーカーや罠用発信器)であれば、無線局免許を取得しなくても日本国内で使用できる「動物検知通報システム」が制度化されました。
そこで、船舶用や陸上用のGPS機器、無線通信機器などを手掛ける当社において、一般社団法人大日本猟友会など関係団体の協力のもと、国内法規に適合したGPSマーカーを開発する運びとなりました。
狩猟者端末HT-01同士で位置情報を交換し、猟犬(猟犬端末)の位置と同様、ヒト(ほかの狩猟者端末)の位置も画面に表示させる機能です。
グループ猟における効率化や誤射防止などの安全狩猟の効果、また、猟犬を持たない狩猟者端末のみでの使用シーンにも役立ちます。
詳しい情報や入手方法はAEGホームページをご覧ください。
電波が複数の狩猟者端末を中継し、より遠くの猟犬の位置を取得できます。
使用人数が増えるほど通信範囲が拡大します。(最大10台)
ノイズを抑えて微弱電波をキャッチします。
モード切り替えはボタンひとつです。
従来比約1.5倍の通信距離を実現しました。
10m間隔の等高線表示が可能。
山中の林道・小道などの情報の他、送電線・電波塔・せき・がけ・三角点の詳細情報まで表示できます。
5、10、20、50、100、200、500m・・・50kmの、21段階の細かな設定が可能。
猟犬との相対関係が一目瞭然です。
鳥獣保護区が入り組んだ地域に最適です。
複数人での狩猟者端末を持ち寄る場合、1台の狩猟者端末に猟犬端末を登録すれば、他の狩猟者端末には4ケタのパスワードを入力するだけで猟犬情報を共有できます。
計200ポイントにマークが打て、マーク地点の検索表示もできます。マークは複数のアイコンから選択できます。
過去の軌跡を地図に呼び出して表示できます。
一定時間、通信しない場合は、自動で位置情報の発信頻度を低下させます。通信が再開した場合は自動で発信頻度が戻ります。
狩猟者端末をUSBで接続し、過去の軌跡・マークをパソコンへ出力できます。出力データはカシミール3DやGoogle Earth(グーグルアース)で表示し確認できます。USB接続では充電もできます。
全般 | |
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無線規格 | 特定小電力無線 ARIB STD-T99準拠 (免許不要) |
周波数 | 142.94~142.98MHz(5ch)、1W出力 |
伝達情報 | 猟犬の位置、音声 |
表示方法 | 地図表示、方位表示 |
地図 | 日本全国版 |
複数犬対応 | 最大15頭 |
温度・湿度範囲 | 【動作時】-10℃~+50℃ 【保存時】-20℃~+60℃ 【充電時】0℃~+40℃ 相対湿度 20~90%以下、但し結露無きこと |
電池 | リチウムイオン2次電池(充電方式) |
狩猟者端末 (型式:HT-01) | 猟犬端末 (型式:DG-01) | ||
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画面サイズ | 2.7インチ、240×320 pixel | ― | |
位置の更新周期 | 5秒 | 5秒、30秒、60秒※1 | |
外形寸法 | W67mm×D31.5mm×H140mm (突起部含まず) | W90mm×D52mm×H46.4mm (突起部含まず) | |
質量 | 270g (本体のみ) | 180g (本体のみ) | |
防水構造 | IPX5 | IPX5/7 | |
インターフェース | Micro-USBコネクタ(充電、PC接続用) | 充電端子 | |
付属品 | 本体、充電器、標準アンテナ、高性能アンテナ、USBケーブル、ストラップ、取扱説明書 | 本体、充電器、充電ブラケット、取扱説明書 | |
連続使用時間※2 | 音声あり | 【スリープ有※3】約6時間 【スリープ無】約5時間 | 約3時間(位置はさらに3時間使用可能[計6時間]) |
音声なし | 【スリープ有※3】約8.5時間 【スリープ無】約6時間 | 約27時間【省電力モード※4】約72時間 |
※1:音声通信時を除く
※2:(狩猟者端末)25℃、猟犬3頭・バックライト1、軌跡非表示、地図操作なし中継機能オフの場合
(猟犬端末)25℃、5秒更新にて6時間使用後に省電力モードに移行する場合
※3:スリープ時間が3時間を想定
※4:2時間以上通信できない場合、更新時間を自動で300秒に変更するモード(通信再開で元の更新時間に戻る)
猟犬端末「DG-01」のお手入れ及び保守部品の交換の際に、ブラケットを取り外し/取り付けをされる場合には、下記の点にご注意ください。
誤った工具を使用したり、ブラケットを強く締めすぎたりすると、ネジ頭がつぶれたり、ブラケット及びケースが破損する恐れがあります。
その他の注意点は、取扱説明書:11~13ページを参照ください。
「Dog Navi™」(ドッグナビ)の価格・操作方法・修理等に関するお問い合わせは、下記販売代理店までお願いいたします。
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