Go Ahead With Furuno Digital Tramsformation 船舶のデジタルトランスフォーメーションへ

近年、海運業界では最新のデジタル技術を活用した運航状況や船内外ナビゲーション、機関システムの可視化が急激に進んでいます。
また、船舶の自動運航の実現と普及に向けて、環境整備や技術革新の機運が高まり、船舶事業各社や官庁が一体となり実証事業も進んでいます。
フルノでは、これまで培ってきた舶用電子機器や通信の技術をベースにして、
より安全で効率的な船舶の自動運航実現に向けて、新たな技術革新に着手・推進しています。
フルノが取り組んでいる事業について、01/ 自動運航へ向けて、02/ リモート管理へ向けて に分けてご紹介致します。

自動運航へ向けて自動運航へ向けて

「見えないものを見る」そして、その先へ

「見えないものを見る」はフルノの事業テーマでもあります。船舶の自動運航に向けてフルノが貢献できるフィールドとして、

  • 舶用電子機器や独自のセンサー技術を生かして周囲情報の把握へとつなげる“認知支援”
  • 収集した周囲情報を分析し、熟練航海士が行うような最適な避航計画を提案する“判断支援”
  • 避航計画に沿うように航路・船速を自動制御し海難事故ゼロを実現する“運航支援”

へと展開してくことを目指しています。

研究・開発の体制

船舶の自動運航を行うためには「見えないものを見る」だけではなく、見えているものも「人の代わりにシステムが見る」ことも同時に 実現しなければなりません。この大きな課題に挑戦し、新しい価値を生み出していくために、自動航行システム部を設立しました。自動運航に関連するセンサーやアルゴリズムの研究者と航海計器の開発に携わっている開発者をひとつの部に集めることで、より相互の連携を深め、技術革新につながる製品の研究・開発に着手しています。

無人運航船実用化プロジェクトへの参画

公益財団法人 日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」は、世界に先駆けて内航船における無人運航の実証実験を成功させることにより、本分野の技術開発への更なる機運を醸成し、日本の物流および経済・社会基盤の変革を促進し、当該技術開発を支援するために創設された事業です。

【関連動画】 無人運航船プロジェクトが第2フェーズへ 〜MEGURI2040における実証実験・後編
外部リンク: ソーシャル・イノベーション・ニュース YouTubeチャンネル

無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」Stage1への参画

「無人運航の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」において、フルノは二つのコンソーシアムへ参画しました。

プロジェクト完了
無人運航船の未来創造 ~多様な専門家で描くグランドデザイン~
「Designing the Future of Full Autonomous Ship」プロジェクト (日本海洋科学など全30社)
【関連リンク】 【関連動画】 MEGURI2040 DFFAS PROJECT 〜無人運航船の社会実装に向けたチャレンジ - ダイジェスト
外部リンク:株式会社日本海洋科学_JAPAN MARINE SCIENCE YouTube公式チャンネル
プロジェクト完了
内航コンテナ船とカーフェリーに拠る無人化技術実証実験 (商船三井 他 7 社)
【関連リンク】 【関連動画】 商船三井 自律運航実現への歩み (2017-2022)
外部リンク: 株式会社商船三井 YouTube公式チャンネル

無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」Stage2への参画

「無人運航船の社会実装に向けた技術開発助成プログラム」において、フルノは一つのコンソーシアムへ参画しています。

「Designing the Future of Full Autonomous Ship」プロジェクト(日本海洋科学など全30社)

ステージ1で実施された「無人運行船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」で培った無人運行船技術について2025年の本格的な実用化をDFFASメンバーと共に目指しています。

【関連画像】

リモート管理へ向けてリモート管理へ向けて

船陸間の通信に欠かせない通信の高速・低価格化、そして舶用電子機器のデジタル化が進んでいます。フルノは海事業務全体のデジタルシフトの未来を見据えて船陸間・船内の通信インフラを構築し、お客様のニーズに応える様々なICT/IoTソリューションをご提案しています。
これまで培ってきた技術を使った通信装置や衛星通信回線の設定のみならず、船内 LAN 構築、本船データ収集・解析などのサービスを包括的にご提供することが可能です。

IoT ソリューション

  • 船内データ収集・解析
    フルノ オープンプラットフォーム
    • IoT データ収集プラットフォーム構築
    • 航海に関する情報、機関に関する情報の収集
    • 船体性能解析の実現(NAPA社との協業)
    • 本船データの見える化のご提供(陸上側 Viewer のご提供)
    • 他メーカーとの連携実績(リモートメインテナンスに必要な各メーカーの機器情報の収集支援)
  • 運航データ共有
    フルノ ブリッジ機器の遠隔サービス
    ヘルムエース
    • 安全運航サポート
    • システムによる機器動作監視
    • 自動レポーティング
    • 運航データの陸船間共有
    • メインテナンスサービスのリモート化
    • ファームウェア自動アップデート
    • 予防保全