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養魚管理支援システム「魚体重推定カメラ」を開発

2022年10月19日

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AI解析で養殖事業の効率化を実現します

フルノは養殖支援の一環として、生簀内養成魚の成長状況を把握するためのシステム「魚体重推定カメラ」を開発しました。魚体重推定カメラは生簀内の養成魚を撮影し、収録した映像データをAI解析することで、養成魚の平均魚体重や生育状況を把握することができます。

生簀の大きさや対象魚に応じた2つの魚体重推定カメラ

魚体重推定カメラは、生簀の大きさや対象魚に応じて2種類の機器をご用意しています。一つは、小型生簀用としてブリ・カンパチ・マダイ・サーモンなどの魚を対象とした「型式:UC-300」。もう一つは大型生簀用で、クロマグロ・ブリなどの魚を対象とした「型式:UC-600」があり、お客さまの環境に合わせて選ぶことができます。

特長

  • 小型・軽量でシンプルな操作設計のため、誰でも簡単に扱うことができます
  • フルノ独自の画像処理技術により、濁った海水でも鮮明に確認できて精確に部位測定することができます
  • 解析結果を信頼度に応じてランク別に表示することができます

システム構成

本システムは、カメラユニット、通信ユニット、専用スマートフォンにAI解析サービスがセットになっています。魚体重推定カメラは持ち運び式になっており、カメラ一式を生簀まで運び、通信ユニットと接続したうえで生簀内にカメラユニットを投下します。付属のスマートフォンで生簀内をモニタリングしながら映像を収録し、スマートフォン内蔵のウェブアプリに映像ファイルを保存。保存した映像ファイルを解析専用のクラウドサーバーへアップロードすることで、養成魚の平均魚体重や生育状況を把握することができます。


▲魚体重推定カメラのシステム構成

AIによる解析結果

解析で得られる情報として、撮影した全生簀の最新状況を一覧できる「ダッシュボード」や、時系列で生簀毎の成長カーブを確認するための「生簀間比較系列グラフ」、また、体重、尾叉長、体高、肥満度などを視覚的に把握するための「生簀のヒストグラム」に、平均体重や平均肥満度など2つのデータ系列を比較しながら時系列で確認するための「2軸グラフ時系列変化」などがあります。解析結果から最適な給餌計画や生産計画が立てられ、効率的で安定した養殖事業に実現に貢献します。


▲表示例(右上図:ダッシュボード、左上図:生簀間比較系列グラフ、生簀のヒストグラム、右下図:生簀のヒストグラム、左図:2軸グラフ時系列変化)

魚体重推定カメラの詳細は、こちらからご覧ください。
https://www.furuno.com/jp/support/brochures/?market=systemsFishFarming

本システムに関するお問い合わせ先

古野電気株式会社 舶用機器事業部 養殖支援推進室
TEL:0798-63-1269