NavNet TZtouch3はTruEcho CHIRP™の1 kWを標準搭載しています。高分解能のエコーにより、根付きの魚群やベイトの中のフィッシュイーター、底付魚などの識別が容易になり、釣果に繋がるさまざまなヒントを得ることができます。また、高出力2 kW / 3 kWにも対応する魚探パワーアンプをご用意しています。
※TZT9Fは1周波TruEchoCHIRPに対応
フルノのマルチビームは小型送受波器と高度な信号処理技術により、左右120°幅、探知深度200 mの範囲でリアルタイムに描く技術です。
NavNet TZtouch3(Ver.2.01以降)では、高精細な海底マップを効率的に作成し、等深線とともに色別表示できる海底マッピング機能を実現しています。
海底マッピング機能は、NavNet TZtouch3にマルチビームソナーDFF-3Dを使用することで、効率よく海底深度情報を捉え、自船下周辺の海底マップを素早く高精細に作画します。フィッシングチャートにも載っていない地形を見つけ、自分だけが知るポイントで釣果をあげることができます。
※ 方位センサーが必要です。
TruEcho CHIRP™は高分解能の威力を発揮するフルノ独自の魚探技術です。これまで表示できなかった微弱反応の魚も探知し、プランクトンに埋もれることなくエコーを表示します。
NavNet TZtouch3では、深場の魚群や、瀬付、海底魚群を詳細に探知する1 kWのチャープ魚探を内蔵しています。海底約200メートルの海底付近にいる魚探も分離して表示します。
※CHIRP専用送受波器の接続が必要です。
オプションの魚探パワーアンプDI-FFAMPを経由して2 kW/3 kWの高出力CHIRP送受波器を接続し、浅場の高分解能エコー表示と深場探知の両方に対応することができます。またフリーシンセサイザー対応しているため28~200 kHzの2 kW/3 kW狭帯域送受波器、オプションのブースターボックスBT-5経由での5 kW/10 kW狭帯域送受波器の使用も可能であり、古い魚探からの換装にも対応します。
適合機種:NavNet TZtouch3
※TZT9Fは非対応
※対応送受波器については販売店へお問い合わせください。
2周波チャープ送受波器使用時には、2つの周波数を同時に送受信します。漏れのない探知とチャープによる詳細な情報により、高速走行時の反応の見逃しも軽減します。
※TZT9Fは非対応
RezBoost™は、従来の送受波器をそのまま利用して、より鮮明で高精細な画像表示を実現するフルノ独自の信号処理技術です。判別しづらい底付きや瀬付き魚群を明確に分離して表示します。
※CHIRP用送受波器でRezBoost™は使用できません。
サテライトコンパスからの情報をもとにヒービングを補正し、波の高い海況でも正確な海底形状を描きます。
海底面の縁を白い線で表示します。海底の区別ができるため、底付魚群の判別が容易になります。
魚探画面に海底の状態を分かりやすく表示する「底質判別機能」を搭載。水深約5~100 mの間の海底質を、岩・小石・砂・泥の4種類の底質タイプに分類し、魚探画面上にグラフィックおよび標準モードで見やすく表示します。
※底質判別魚探BBDS1の接続が必要です。
受信したエコーが単体魚だった場合にサイズを計測し、表示画面の反応に数値で表示します。水深2 mから100 mの間で、10 cm以上199 cmまでの魚を計測します。魚の大きさだけではなく、ターゲットのいる深度の表示も可能です
※接続ユニットによってACCU-FISH™が使用できない場合があります。
魚の反応をフィッシュマークで表示するこの機能なら、魚礁とその付近にいる魚との判別に大変有効です。魚礁などのストラクチャー付近でのフィッシングに最適な機能です。
画面をスクロールして、過去の映像を確認することができます。通り過ぎた魚群や瀬の反応に戻ってポイント登録することができるなど、フィッシングに有効な機能を搭載しています。
TZtouch3 内蔵魚探単体と魚探パワーアンプを追加した際の違いをご覧ください。
魚探 | TZtouch3 内蔵魚探 | TZtouch3 内蔵魚探 + 魚探パワーアンプ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
送受波器 | 2周波CHIRP※ | 2周波狭帯域 | 単周波 | 2周波CHIRP | 2周波狭帯域 | 単周波 |
周波同時送信 | ○ | - | - | ○ | ○ | - |
ACCU-FISH™ | ○ | ○ | - | - | - | - |
底質判別 | - | ○ | - | - | - | - |
RezBoost™ | - | ○ | - | - | - | - |
魚種ごとの釣果をマークとして1000点まで記録できます。あらかじめ用意された選択肢から魚種を選択すると、その魚種のシルエットマークが打たれます。魚種ごとに釣果の管理ができるので、大物狙いのポイント選択に役立ちます。
左右120°幅の範囲におけるリアルタイムな魚群の方位、深度、動き、そして海底形状を全て同時に把握することができます。
左右120°幅での探知範囲は最大200 m、直下に限れば最大300 mまで探知可能です。
断面映像モードでは左右120°幅の範囲をリアルタイムに表示できます。
瞬時にベイトフィッシュ分布や海底形状を把握するのに最適なモードです。
3D履歴画面では海底地形と魚群の位置関係を把握できるなど、視認性に優れた3D映像で表示できます。
フィッシングポイントの選定や海底形状の変化の把握に適したモードです。
トリプルビームモードでは自船直下に加え、左右方向の魚探映像を並べて表示可能です。
使い慣れた魚探画面で左右の魚群、海底地形を把握することができます。
精細な映像を得られるため沈船や漁礁といった構造物の把握に役立ちます。
型式 | 底質判別魚探 | ネットワークマルチビームソナー | 魚探パワーアンプ |
---|---|---|---|
BBDS1 | DFF-3D | DI-FFAMP※5 | |
総合 | |||
送信周波数 | 50 kHzまたは200 kHz | 165 kHz | 26.6~242 kHz |
送信出力 | 600 W/ 1 kW※1 | 800 W | 2 kW/3 kW |
送信モード | - | - | 自動、FM(CHIRP)、CW |
デジタル技術 | FDF | - | |
表示モード | 1周波、2周波、海底追尾拡大、海底拡大、マーカー拡大、Aスコープ | 断面映像モード、サイドスキャンモード、3D履歴モード、マルチ魚探モード(トリプル/シングルビーム) | - |
表示範囲 | 最大1200 mまで | - | |
電源 | |||
本体 | DC12-24 V: 1.1-0.4 A(送信出力1 kW時) | DC12-24 V: 1.4-0.7 A | DC12-24 V: 3.2-1.9 A |
環境条件 | |||
使用温度範囲 | -15 °C ~ +55 °C | 本体:-15 °C ~ +55 °C 送受波器:-5 °C ~ +35 °C |
-15 °C ~ +55 °C |
保護等級 | IP55 | IP22 | |
主な機能 | |||
ACCU-FISH™機能※2 | ● | - | - |
底質判別機能※2 | ● | - | - |
ヒービング補正機能※3 | ● | - | - |
対応送受波器 | |||
(別売) 520-5PSD、520-5MSD、50/200-1T、525STID-MSD、525STID-PWD 、525-5PWD |
B54、TM54※4 | PM111LHG、PM111LM、CM599LHG、CM599LM |
※1 分配箱MB-1100が必要です。
※2 2周波(50/200 Hz)一体型の送受波器が必要です。また送受波器はスルーハル装備またはトランサム装備が必要です。
※3 サテライトコンパスの接続が必要です。
※4 TM54(トランサムタイプ)はオプションです。
※5 TZT9Fは非対応
型式 | B54 | TM54 |
---|---|---|
出力 | 800 W | |
周波数 | 165 kHz | |
タイプ | 貫通型・砲金製 | トランサム型 |
型式 | 520-5PSD | 520-5MSD | 50/200-1T※1 | 525STID-MSD | 525STID-PWD | 525-5PWD |
---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 600 W | 1 kW | 600 W | |||
周波数 | 50/200 kHz(2周波) | |||||
タイプ | 貫通型・樹脂製 | 貫通型・砲金製 | 一体型 | 貫通型・砲金製、船速・水温センサー付 | トランサム型・樹脂製、船速・水温センサー付 | トランサム型・樹脂製 |
※1 分配箱MB-1100が必要です。
※ マルチファンクションディスプレイ本体に付属している変換ケーブルが必要です。
型式 | B265LH-FJ12※1 | CM265LH-FJ12※1 | TM265LH-FJ12※1 | PM111LHG※3 | PM111LM※3 | CM599LHG※3 | CM599LM※3 |
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出力 | 1 kW | 2 kW※2 | 3 kW/2 kW※2 | ||||
周波数 | LF側:42 - 65 kHz HF側:130 - 210 kHz |
LF側:38 - 75 kHz HF側:130 - 210 kHz |
LF側:38 - 75 kHz HF側:80 - 130 kHz |
LF側:28 - 60 kHz HF側:130 - 210 kHz |
LF側:28 - 60 kHz HF側:80 - 130 kHz |
||
タイプ | スルーハル型 | タンク装備 | トランサム型 | タンク装備 |
※1 端末コネクタータイプ
※2 2 kW/3 kWの送受波器を接続する場合は魚探パワーアンプ DI-FFAMPの接続が必要です。
※3 DI-FFAMPの接続が必要です。ACCU-FISH™表示は非対応となります。