ETC車載器の取付け案内
(FNK-M09T, FNK-M10T, FNK-M11T, FNK-M15, FNK-M16, FNK-M17)

本説明は、ETC車載器の取付け業者での取付けを、よりスムーズに実施いただくためのものです。
各手順に関する注意事項等は取扱説明書や 各種注意事項 を必ずご確認ください。

アンテナユニットの貼り付け(フロントガラス用)

貼り付け位置の確認

アンテナユニットの貼り付け位置を確認します。

  • 地上2m以下
  • 車の中央から左右25cm以内
  • フロントフィルムアンテナ、検査標章などと干渉しない
  • ルームミラーにて運転者の視野を妨げない

貼り付け

アンテナユニットの貼り付け箇所の油分を拭き取った後、アンテナ裏面(ETCの文字表記の無い面)に両面テープを付け、ETCの文字が読める向きにアンテナユニットを貼り付けます。

なお、アンテナユニットは、ダッシュボードへの貼り付けにも対応しています。
ダッシュボードへ貼り付ける場合、ETCロゴが無い面が上となるように貼り付けます。

電源の取得

ETC車載器の電源は、車のACC(アクセサリ)用の適切な電源から取得します。

作業中のショート事故防止のため、電源ケーブルの取り付け前にバッテリーのマイナス端子を外してから行ってください。感電・故障等の原因となります。
※ カーナビゲーションおよびカーステレオ等、車内の電子機器の設定が解除される場合があります。

適切な電源とは

ACC(アクセサリ)電源であることと、ETC用に500mA以上(DC12V時)の電流が確保できる必要があります。
ACC(アクセサリ)電源とは、エンジンキーをLOCKに合わせた状態で0V、ACC(アクセサリ)に合わせた状態で電圧(公称12Vまたは24V)がかかる電源です。
エンジンキーをLOCKに合わせた状態でも電圧がかかる場合、ACC(アクセサリ)ではなく常時電源となります。



ETC電源ケーブルの接続

ETC電源ケーブルのギボシ端子(プラグ側)を車のACC(アクセサリ)電源ケーブルのギボシ端子(ソケット側)に接続します。また、ETC電源ケーブルのマイナス側(クワ端子側、ケーブル色は黒色に緑色のライン)は、車両へのアースラインに接続します。

【注意】
接続箇所に絶縁カバーをかぶせるなど、必ず絶縁処理をしてください。

ETC本体の設置と各種ケーブルの接続

貼り付け

ETC本体を両面テープで貼り付けます。
ETCカードの抜き差しが容易で、かつ、運転時などに体の一部や車の可動部(ハンドル、アクセル等)が触れない位置に貼り付けてください。貼り付ける前に、貼り付け箇所の油分を拭き取ってください。

また、アンテナケーブルと電源ケーブルをETC本体に接続してください。

アンテナケーブルは、取付状態が通信に影響を与えますので、取り付けに関しては、ETC車載器とアンテナケーブルのコネクタとの間に隙間がないよう、「カチッ!」とロック音がするまで差し込んでください。
通信不良が発生すると、ゲートに衝突するなどの重大な事故につながる可能性があります。

ケーブルの配線

アンテナケーブルの配線

アンテナケーブルを、車の側面に合わせるなどして、ETC本体の設置個所に向けて配線してください。

電源ケーブルとアンテナケーブルの配線の仕上げ

電源ケーブルとアンテナケーブルを、運転時などに体の一部や車の可動部(ハンドル、アクセル等)とケーブルが触れない配線としてください。

また、アンテナケーブルは損傷・極端な曲げ(半径15mm未満)・断面形状の変化等により、通信性能が低下する可能性がありますので、丁寧に扱ってください。
通信不良が発生すると、ゲートに衝突するなどの重大な事故につながる可能性があります。

最後にETCテスタにて通信確認を行い、ETCの取付けは完了です。