特長
- 二重偏波
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高解像度の雨観測と正確な測定
マルチパラメータを活用して豪雨による減衰を補正し、欠測を最小化
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粒子判別(オプション)
反射強度比や位相差など、WR2120が提供するマルチパラメータによって粒子性状を評価、 雪・雹・雨を判別
- 簡単かつ柔軟な設置
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- 小型、軽量( ø1 m, 65 kg)
- クレーンなどの重機を使わない設置が可能
- 家庭用電源で動作
- 運用コストの削減
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- 固体化
-送信部に固体素子を採用
信頼性の向上、メンテナンス頻度低減、長寿命化
-低消費電力設計
- 固体化
- 高精度かつ多彩な観測が可能
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- 降水粒子の粒径および種別(雨雪)を判別するための二重偏波情報(Zdr、Kdp、ρhv)を出力
- 3次元スキャンにより積乱雲の鉛直構造を解析
- 多様なデータ形式に対応
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Baron Lynx、Vaisala IRIS Focusなど
- 炭素繊維強化プラスチック製主反射鏡(アンテナ)
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- アンテナを軽量化
- 衝撃や振動による損傷、機械駆動部の負荷を軽減
仕様
偏波方式 | 二重偏波(水平、垂直) 同時送受信(STAR) |
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周波数 | 9.4 GHz帯 |
パルス幅 | 0.5-50 μs |
パルス繰返し周波数(PRF) | ~ 2000 Hz |
送信電力 | 100 W (水平ビームと垂直ビーム) |
空中線指向角 | 2.7 度 (水平ビームと垂直ビーム) |
空中線利得 | ≧ 33.0 dBi |
仰角走査範囲 | -2 ~ 182 度(可変) |
水平走査範囲 | 360 度 (連続) |
アンテナ回転数 | 0.5 ~ 10 rpm (可変) |
最大観測距離 | 70 km |
観測機能 | PPI、ボリュームスキャン、セクターPPI、セクターRHI |
出力データ | レーダー反射因子 Zh [dBZ]、 ドップラ速度 V [m/s]、ドップラ速度幅 W [m/s]、 偏波間位相差 φ dp [deg]、伝搬伝搬位相差変化率 Kdp [deg/km]、 偏波間相関係数 ρhv、レーダー反射因子差 ZDR [dB]、 降雨強度 R [mm/h] |
ドップラ速度 | +/-64 m/s |
対応データ形式 | Binary, CSV, JPEG, CF/Radial, Opera Odim HDF5, NEXRAD Level 2 |
温度範囲 | -10°C ~ +50°C(起動中)、 -25°C ~ +50°C (稼働中) |
湿度範囲 | 最大 93%RH (結露なき事) |
耐風速(レドーム) | 90 m/s |
入力電源 | AC 100-240 V単相、 50/60 Hz |
消費電力 | 650 W以下、 470 W (Typ) |
感度・反射率 | Typ. 22 dBZ@50 km @Q0N 50 μs 2 MHz (SNR = 4 dB) |
送信部タイプ | 固体化 |