レーダーセンサー DRS X-Class シリーズ(DRS6A X-Class, DRS12A X-Class, DRS25A X-Class, DRS4D X-Class)

マリンレーダーDRS X-Classシリーズは、送信部の高効率化と受信部の高感度化を実現したことで、今までの性能を超える遠距離探知能力と、近距離分解能力の両面を高めており、圧倒的な探知能力を獲得しました。この性能改善により、海鳥の探知能力をより遠距離まで伸ばしたことがバードレーダーの異名につながっています。他船の動向はもちろん、海鳥の動きや雨雲の動向までをも探知できる、プレジャー向けレーダーです。

Topics

2022年10月27日: DRS4D X-Classの情報を追加しました。
2017年2月17日: DRS X-Classシリーズの動画を追加しました。
2017年2月2日: DRS12A X-Class、DRS25A X-Classの情報を追加しました。

プロモーションビデオ

特長

送信部の高効率化による、今までの性能を超える遠距離探知能力を獲得
受信部の高感度化を実現したことで、近距離分解能力をも向上
静音化を実現した業界最軽量クラスのレーダーセンサー
動きのある物標（船や鳥）の動向を尾引きで表示できる真エコートレイル
ノイズを抑えて船や鳥のエコーを安定して表示するエコーアベレージ機能
最小探知距離は20 ｍ
瞬時に他船動向（進路と船速）をベクトルで表示する、ファストターゲットトラッキング機能
空中線電源ユニット接続不要の簡単装備

遠方にいる見えない海鳥も捉える、優れた探知能力。

A 停泊中の船 B 走行中の船 C 鳥群れの反応

5マイル付近に鳥群れのエコーをキャッチ。群れ近くを走る船とは明らかに異なる反応で、鳥の反応をしっかりと映し出しています。エコートレイルも直線状に走る船のものとは異なり、不規則な動きを示しているのが分かります。

さらに４マイルまで近付くと、鳥の反応が分離されくっきりと表示。他のエコーとの違いも明確です。
真エコートレイルにより、単体の鳥の動きが確認できます。
近距離探知はモード切り替えで簡単に設定できます。

ロングレンジはもちろん、ショートレンジでも。
驚くほどに向上した探知性能。

陸地の映りが改善！

遠距離の探知性能が向上したことで、36マイル先の陸地もしっかりキャッチします。

大阪湾

X-Classの映像（遠距離探知）

36マイル先の陸地

従来のレーダー映像

近距離の小さな物標も見事に分離

これまでは映りにくかった小さな物標も捉えるため、衝突回避に貢献します。

ディンギーの集団

X-Classの映像（近距離探知）

ディンギーのレーダーエコー

従来のレーダー映像

仕様

	DRS4D X-Class	DRS6A X-Class	DRS12A X-Class	DRS25A X-Class
アンテナ長	60cm型レドーム	XN12A：1255 mm XN13A：1795 mm
出力	4kW	4.9 kW	12 kW	25 kW
アンテナ回転数	24/36/48回転　または24回転（固定）
ビーム幅	水平4.0°、垂直25°	XN12A：水平 1.9°　垂直 22° XN13A：水平1.4°　垂直22°
レンジ範囲	0.0625 to 48 NM	0.0625 to 96 NM
動作温度範囲	-25°C to + 55°C
防水性能	IP26	IP56
重量	7.2kg	21 kg （XN12A）, 23 kg （XN13A）		22 kg （XN12A）, 24 kg （XN13A）
電源	DC12-24V	DC24 V
電源	2.5-1.3A	4.0 A	4.5 A	5.6 A