ディスプレイ

フレックスファンクションディスプレイ 型式 SFD-1010/1012

(SFD-1010/SFD-1012)

マルチビームソナー、レーダー、魚探センサーの専用モニター

SFD-1010/1012は10 インチおよび 12 インチの航海・漁労用指示器です。レーダーやマルチビームソナー、または魚探センサーと幅広いフルノ製センサーと組み合わせることができます。レクリエーションボートからワークボートまで、様々な用途に合わせてセンサーを選択・接続できる適応性の高いディスプレイです。

プレジャーボート 漁船 官公庁船
マルチタッチ デジタルレーダー 海底マッピング機能 NMEA2000 認証

特長

  • フルノの多彩なセンサーから目的に応じて1種類を接続可能

    SFD-1010/1012はマルチビームソナー、レーダー、魚探センサーから1種類のセンサーを接続し、表示・操作する航海・漁労用指示器です。接続したセンサーに応じて、表示・操作が最適化されるよう設計されています。

    マルチビームソナー

    深場の魚群や海底形状を鮮明な3D映像として表示する画期的なソナー、DFF-3Dを接続することができます。左右120°幅の断面映像や3D履歴、トリプルビームやサイドスキャンモードなど、実用性に優れたモードに対応します。

    疑似網口と潮流情報の3D履歴重畳機能(DFF-3D接続時)

    網口をエコーに重畳することで、入網量の見積もりや適切な揚網時間の把握がしやすくなります。また海底履歴によって投網範囲内の海底形状を瞬時に把握できます。潮流情報を併記することで最適な投網判断・網なりの推測に貢献します。

    ※潮流情報の表示には当社CIシリーズの接続が必要です
    魚群探知機

    TruEcho CHIRP™ に対応した魚探センサー(DFF1-UHD)と接続することで、高分解能の映像で魚群の密集度や底つき魚の探知が可能です。また底質判別やACCU-FISH™の表示にも対応しています。

    • 魚探センサーは BBDS1, DFF1, DFF1-UHD, DFF3 から選択可能
    • TruEcho CHIRP™ 技術により海底付近の単体魚を分離しやすくし、エコーの濃淡で魚群の密度を表現することが可能となります。
    レーダー

    48cm型レドームアンテナのレーダセンサーDRS4DL+と接続可能。ファストターゲットトラッキングTM機能により、周囲の船舶の進路や速度を把握することが可能です。

    • マルチステーション機能
      1つのレーダーセンサーに縦置き、横置きの2つのSFD-1010/1012を接続し、より広範囲のエコー表示が可能となり、輻輳海域においての安全運行に貢献します。
  • ブリッジの大きさに柔軟に対応

    タッチパネルとユニバーサルキーによる操作
    マルチタッチ SFD-1010/1012はマルチタッチとキー操作に対応。
    またトラックボール操作部(RCU-030 : USB接続)を接続することも可能で、柔軟な操作体系を実現しています。
  • マルチビーム/シングルビームによる海底マッピング機能

    SFD-1010/1012はマルチビーム(DFF-3D)およびシングルビーム(下図の汎用魚探)を使って海底マップを作成し、等深線とともに色別表示する海底マッピング機能を搭載しています。この機能によりフィッシングチャートに載っていない地形を見つけ出すことが可能です。海底の起伏や瀬の情報を詳細に描画することで釣果に繋がるポイントの選択が可能です。


    マルチビームで作成した海底マッピング

    シングルビームで作成した海底マッピング
    シングルビームによる海底マッピング機能 対応魚探(フルノ製)
      機種 接続方法
    FCV シリーズ FCV-38, FCV-2100, FCV-1900/B/G, FCV-295/1150, FCV-585/620, FCV-588/627, FCV-688 NMEA0183
    FCV-600 NMEA2000
    FCV-800 NMEA0183/2000
    GPSプロッタ魚探 GP-3700F, GP-1871F/1971F NMEA0183/2000
    DFF魚探センサー DFF3-UHD,DFF1-UHD, DFF3, BBDS1 Ethernet
    NavNet TZtouchシリーズ TZtouchXL, TZtouch3, TZT2BB Ethernet

    ※上記の図はほぼ同様の範囲をそれぞれのビームでマッピングした図となります。赤い線は自船の航跡です。シングルビームは自船真下の情報のみであるのに対して、マルチビームでは左右120°幅を探知するため、海底マップの作成効率はマルチビームが優勢となります。また、シングルビームでの海底マッピング機能利用時は魚群探知機のエコー表示は不可となります。
    ※波の揺れによる影響を軽減できるためサテライトコンパスの接続を推奨します。
    ※チャート重畳はできません。

  • NavNet TZtouch連携|サブモニター機能

    NavNet TZtouchシリーズとの同一ネットワークで接続することで、ネットワーク内のセンサー情報を表示・操作することが可能です。NavNet TZtouchシリーズでは多彩な航海情報を表示し、SFD-1010/1012で魚探/レーダー/マルチビームソナーの情報を大画面で確認・操作できるため便利です。

仕様

全般

画面タイプ
SFD-1010:10.4型カラー液晶
SFD-1012:12.1型カラー液晶
画面解像度
SFD-1010:1024×768(XGA)
SFD-1012:1024×768(XGA)
視野角
80°以上
輝度
800 cd/m²
インターフェイス
シリアル:NMEA0183 2ポート(入出力:2)
LAN:1ポート、イーサネット100Base-TX、RJ45
USB:1ポート、USB2.0(タイプA)
NMEA2000:1ポート
HDMI出力:1ポート、1280×720(HD)、非インターレース
使用温度範囲
-15℃ 〜 +55℃
防水性能
IP25
電源
DC12−24 V、 3.0 - 1.5 A
質量
SFD-1010:2.4 kg(ハンガー込み)
SFD-1012:2.6 kg(ハンガー込み)

外寸図

系統図

カタログほか

* 外観・仕様に関しては予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。