ACCU-FISH™(アキュフィッシュ)はフルノの商標です。
魚群探知機(魚探)の画面上、水深2~100m未満の間に映し出される反応を単体魚かどうか判別し、その魚の大きさをセンチメートル単位で計測表示する機能です。
フルノ独自のデジタル技術によって実現した機能で、2006年8月に商標登録されました。
Assisted Global Positioning System の略。「アシストGPS」とも言います。
GPSを使って測位(位置計算)するには、GPS衛星の信号を受信し、そこに含まれる衛星の軌道情報を取得する必要があります。しかし、屋内やビル街などGPS衛星からの信号が減衰・遮蔽する環境では、軌道情報の取得が困難になる場合があります。AGPSは、携帯電話やインターネットなどのネットワークから、衛星の軌道情報のデータ(アシストデータ)を取得することでこのような環境下でも測位を可能にし、GPS受信機の高感度化や高速測位化などメリットが得られます。
このAGPSは、携帯電話やデジタルカメラなど、GPSが使われるさまざまな分野で使われています。
Automatic Radar Plotting Aids の略。日本語で「自動衝突予防援助装置」と言います。
対象となる物標を自動的に捕捉、また物標までの方位や距離を計算し、それを表示するとともに衝突の危険性を自動的に判断します。
IMO(国際海事機関)に於いては、ARPAという表現は現在使用されておらず、同機能を定義する「Target Tracking(TT)」が使われています。
AR(拡張現実)技術を活用したフルノ独自の航海情報表示システムです。
船上に設置したカメラの撮影映像に他船の航海情報などをAR技術で重畳表示することで遠隔監視を実現し、乗組員の操船や見張り業務を視覚的に支援するシステムです。
Bridge Navigational Watch Alarm System の略。日本語で「船橋航海当直警報装置」と言います。
船橋当直航海士の居眠りや非就労を監視し、海難事故を未然に防ぐための機器です。
2011年7月1日以降建造のSOLAS批准船のすべての旅客船・150 GT以上の船舶、さらにそれ以前に建造された船舶へも搭載義務化が決定しています。
Dead Reckoning(デッドレコニング)と読みます。「自律航法」、「推測航法」とも呼ばれます。
GPSを利用した測位システムにおいて、トンネル等でGPSの信号が受信できず測位不能になった場合でも、外部から入力された方位情報や加速度情報をもとに測位を可能にする技術です。
Dead Reckoningは、カーナビゲーションシステムにも利用されています。
Differential Global Positioning System の略。
あらかじめ位置が正確に分かっている地点からの補正データを受信し、GPS測位の精度を向上させるためのシステムです。補正データは、陸上局や、宇宙の静止衛星などから受信できます。
Dedicated Short Range Communication の略。日本語で「狭域通信」と訳します。
無線通信方式の一種でITS(高度道路交通システム)で採用されている双方向無線通信技術のことです。
通信距離が数メートルから数十メートルと短く、限られた範囲での双方向通信を目的としており、主に有料道路での自動料金収受システム(ETC)として利用されています。DSRC通信を用いることで、駐車場などの入退管理やドライブスルーでの代金支払いなど、さまざまな分野での応用が期待されています。
Electronic Chart Display and Information System の略で(エクディス)と読みます。
日本語で「電子海図情報表示システム」と言います。
世界統一規格の電子海図フォーマットで作成された電子海図上に、船位情報および航路計画など付加的な航海関連情報を重ねて表示できる航海用電子装置。2012年より2018年にかけて、国際航海に従事する500トン以上の旅客船および3000トン以上のタンカー、貨物船に対し、段階的にECDISの搭載が義務化されました。
European Geostationary Navigation Overlay Service の略で(エグノス)と読みます。
SBAS(エスバス)の一種で、静止衛星から位置補正情報を受信することでGPS衛星などを使った測位の精度を高めるDGPSシステムです。
航空機用として開発されましたが、今日では船舶用にも利用されています。
EGNOSはヨーロッパにより管理され、ヨーロッパをサービスエリアとします。SBASにはその他、北米をサービスエリアとするWAAS、日本をサービスエリアとするMSAS(エムサス)などがあります。
Electronic Toll Collection System の略。日本語で「自動料金収受システム」と言います。
有料道路の料金所などに設置されたアンテナと自動車に搭載された端末(車載器)とで通信を行い、自動車を止めずに有料道路の料金支払いなどを処理するシステム。交通を快適にするためのITS(高度道路交通システム)の一つです。
Galileo(ガリレオ)と読みます。ヨーロッパが運用する衛星測位システムで、GNSSの1つです。
2016年に最初のサービスが運用開始され、最終的には30機体制での運用が予定されています(2020年頃)。
ガリレオ単体での測位に加え、他国の衛星測位システムであるGPS(米国)や GLONASS(ロシア)との相互運用もでき、測位精度や信頼性の向上が期待されています。
GLONASS(グロナス)と読みます。ロシアが運用する衛星測位システムで、GNSSの1つです。
2012年時点でGLONASSは24基の衛星で構成され、運用されています。
他国の衛星測位システムであるGPS(米国)やGalileo(ヨーロッパ)との相互運用もでき、測位精度や信頼性の向上が期待されています。
Global Maritime Distress and Safety System の略。日本語で「全世界的海上遭難安全システム」と言います。
1988年にSOLAS条約(海上人命安全条約)で改正された「海上における遭難及び安全に関する世界的な制度」で、「非常時に乗組員の誰もが簡単に遭難信号を発信できるように」という目的の下、1992年よりさまざまな無線機から構成されるGMDSS機器の装備が義務化されました。
Global Navigation Satellite System の略。
GPSなど、衛星を使った航法システムの総称。GPS以外には、ロシアのGLONASS(グロナス)や、ヨーロッパのGalileo(ガリレオ)などがあります。
GPS/GSNNの搬送波位相を使った計測技術により、地盤変位や人工構造物の変位を3次元で精密に計測し、長期にわたってその状態を遠隔で自動的に監視できるシステムです。
火山活動や地すべりの監視、また、鉄道やビルの施工・維持管理などに使われています。
フルノでは「DANA(ダーナ)」シリーズとしてシステムを提供しています。
Global Positioning System の略。日本語で「全地球測位システム」または「全地球航法衛星システム」と言います。
GPSは約30個の人工衛星と地上施設で構成され、地球上空を周回する人工衛星から発射する電波を地上で直接受信し、現在位置を割り出すシステムです。本GPSは、米国により管理・運用されています。
他にもロシアのGLONASS(グロナス)、ヨーロッパのGalileo(ガリレオ)などがあり、それら航法衛星システムを総称したものをGNSSと呼びます。
GPS衛星からの信号を受信して得られる高精度の時刻を基準としたタイムサーバーです。GPS時刻やUTC時刻(協定世界時)を利用するため、全世界で同じ時刻を使った管理ができます。常に正確な時刻が得られるため、メンテナンスフリーです。
水晶やルビジウムを内蔵しており、TV放送局や携帯基地局など、高い信頼性が要求されるインフラ設備にも導入されています。
カーナビゲーションシステムの船舶版です。画面上にGPS航法装置から得られた船舶の位置と航跡、同時に自船針路や自船速度、海岸線、深線などを表示する航海支援装置です。
百万分の1秒の更に百万分の1という高精度な基準周波数と、UTC(協定世界時)に正確に同期した1秒パルスや周波数をメンテナンスフリーで発生する装置です。
携帯電話基地局や、TVなどのデジタル無線基地局で活躍しています。
GPS機能を内蔵した携帯電話。GPS携帯電話により、現在位置情報や道案内サービス、地域情報提供サービスなどの情報を取得することができます。
フルノでは携帯電話向けのGPS受信機を開発・販売しています。
Integrated Bridge System の略。日本語で「統合化ブリッジシステム」と言います。
INS(統合航海システム)の機能に加え、船舶の機関制御機器、通信機器等を統合し、すべての情報を一箇所で管理/操作できるようにした総合システムです。ワンマン運航を可能にします。
International Maritime Organization の略。日本語で「国際海事機関」と言います。
海上の安全、能率的な船舶の運航、海洋汚染の防止を目的とした150カ国以上の加盟国から成る国際機関。
国際航海に従事する貨物船、客船などに一定基準の装備を義務づけるSOLAS条約など各種の国際条約を作成・勧告しています。
Integrated Navigation System の略。日本語で「統合航海システム」と言います。
ECDIS、ARPAレーダー、AIS、オートパイロットなどを組み合わせ、航路監視、衝突予防、航路計画および自動操船など、航海機能を統合したシステムです。
IBS(統合化ブリッジシステム)の中で航行に関するシステムを指します。
INSTC™はフルノの商標です。「INS トレーニングセンター」を略したフルノの造語。
フルノの航海機器の基本知識から、詳細な操作方法までを習得することができるフルノ独自のトレーニング施設で、シンガポールに拠点を置き運営されています。
Intelligent Transport Systems の略。日本語で「高度道路交通システム」と言います。
最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両とを結ぶことにより、交通事故、渋滞などの道路交通問題の解決を図る交通システムです。
ナビゲーションの高度化、自動料金収受システム、安全運転の支援、交通管理の最適化などさまざまな分野に拡がっています。
MTSAT Satellite-based Augmentation System の略で(エムサス)と読みます。「運輸多目的衛星用衛星航法補強システム」とも言います。
SBAS(エスバス)の一種で、MTSATから位置補正情報を受信することでGPS衛星などを使った測位の精度を高めるDGPSシステムです。
航空機用として開発されましたが、今日では船舶用にも利用されています。
MSASは日本により管理され、日本をサービスエリアとします。SBASにはその他、北米をサービスエリアとするWAAS(ワース)、ヨーロッパをサービスエリアとするEGNOS(エグノス)などがあります。
NavNet(ナブネット)はフルノの商標です。
ナビゲーション(Navigation)とネットワーク(Network)を掛け合わせたフルノの造語です。パソコンやワークステーションなど、全世界で一般的に使用されているLANを採用し、レーダーやGPS、魚群探知機、プロッタなどの機器をネットワークでつなぎ、システムを連携させた機器の名称です。
NavSkills™(ナブスキルズ)はフルノの商標です。
INS トレーニングセンターが提供するトレーニングソリューションパッケージです。サービス内容には、操船シミュレーターなどのトレーニング設備の供給・メンテナンス、教材やトレーニングカリキュラムの供給・アップデート、指導員向けトレーニングなどが含まれます。NavSkills(ナブスキルズ)により、船会社やクルーマネジメント会社は、自社内にトレーニングカリキュラムを導入することができます。
Navigation Telex の略で(ナブテックス)と読みます。
中波帯の電波によって気象・航行・救難などの海上安全のための情報を放送し、これを船舶で自動受信するシステムです。国際ナブテックスと日本語ナブテックスがあります。全世界的な海上遭難安全通信システム(GMDSS)に含まれます。
National Marine Electronics Association の略。日本語で「全米船舶用電子機器協会」と言います。
舶用機器間の通信に使用されるプロトコルの規格などを定めている協会です。
毎年、米国内におけるディーラーによる最優秀メーカー賞を発表しており、フルノは、1971年に「魚群探知機部門」で最優秀賞を受賞して以来、連続で受賞しています。
Quasi-Zenith Satellite System の略。日本語で「みちびき(準天頂衛星システム)」と言います。
準天頂軌道の衛星で構成される日本の衛星測位システムで、2010年9月に1機目の「みちびき(準天頂衛星)」が打ち上げられました。複数(4機程度)の人工衛星からなり、いずれかが常に日本の真上近くに見えるよう配置され、GPS測位精度を補強します。
衛星が天頂に配備され高仰角のため、建物などによる遮断が少なく、高品質な移動体データ通信、放送、測位などが可能です。
Satellite-based augmentation System の略で(エスバス) と読みます。
静止衛星から位置補正情報を受信することで、GPS衛星等を使った測位の精度を高めるDGPSシステム。
北アメリカをサービスエリアとするWAAS(ワース)、ヨーロッパをサービスエリアとするEGNOS(エグノス)、日本をサービスエリアとするMSAS(エムサス)などがあります。
Self-Ephemeris(セルフ・エフェメリス)と読みます。 測位に必要な軌道情報(エフェメリス)の有効時間を大幅に拡大し、GNSS受信機の電源投入から測位するまでの時間を短縮するフルノ独自の技術です。AGPS(アシストGPS)とは異なり、ネットワーク環境がなくても機能します。
Safety of Life at Sea の略。海上における人命の安全のための国際条約。タイタニック号事故以降、海上における人命の安全を国際的に推進する機運が高まり、1914年に採択された国際条約で、その後も時代に応じて改正が図られています。
Ship Security Alert System の略。日本語で「船舶警報通報装置」と言います。
船舶にテロ等危害行為が発生した場合、船舶の特定、船舶の位置を示す情報などを陸上の基地局に伝達する無線装置です。
Coordinated Universal Time の略。日本語で「協定世界時」と言います。
協定世界時の現在時刻。閏秒を常に考慮した時刻で、各国の時差やサマータイムなどを考慮すれば、普段我々が利用している時刻と一致します。
Voyage Data Recorder の略。日本語で「航海情報記録装置」と言います。
船舶の航海情報を自動記録する装置であり、航空機に搭載されているフライトレコーダーとボイスレコーダーを組み合わせたものに相当します。
記録される情報は、船の位置・速度・舵・エンジン情報、船橋内の会話・無線通信の音声、レーダー映像などのあらゆる航海データで、海難事故の際に本船から回収し、事故原因の究明に活用されます。
Very Small Aperture Terminal の略で(ブイサット)と読みます。通信衛星を介した通信システムです。
Ku帯の周波数を利用する静止衛星を中継し、海上においても最大1Mbpsのデータ通信を行なえます。
Wide Area Augmentation System の略で(ワース)と読みます。
SBAS(エスバス)の一種で、静止衛星から位置補正情報を受信することでGPS衛星などを使った測位の精度を高めるDGPSシステムです。
航空機用として開発されましたが、今日では船舶用にも利用されています。
WAASは米国により管理され、北米をサービスエリアとします。SBAS(エスバス)にはその他、ヨーロッパをサービスエリアとするEGNOS(エグノス)や、日本をサービスエリアとするMSAS(エムサス)などがあります。
日本語で「国際海事衛星機構」と言います。通信衛星による移動体通信サービスを提供する民間企業およびその商標です。
赤道上36,000 kmの静止衛星で極地を除く全世界をカバーしています。
現在は船舶のみならず、陸上、航空機、地上移動体をも結ぶようになったため、1994年から名称を「国際移動通信衛星機構」International Mobile Satellite Organization(IMSO)に変更されました。本社はロンドン。
ウェーブガイドLANシステムは、戸田建設とフルノの商標で、高層ビル建設現場に安定した無線LAN環境を構築するシステムです。建設時に足場として使われる「単管パイプ」を活用し、電波を放射する「アンテナユニット」と接続することで、LANケーブルを各フロアに敷設することなく建物全体に堅牢で快適な無線通信環境を構築します。
「自動操舵装置」とも言います。ジャイロコンパス・磁気コンパス・サテライトコンパス™などの船首方位センサーと接続して、設定された針路に向け舵操作を最小にとどめ、船首を自動保持します。
「RTK」とも言います。GPS測位の方法の内、最も精度が高いとされる干渉測位方式によって測位される方法。誤差が2~3 cmとなるため、港湾や水路測量などの精密測量に利用されます。
電波の発信部に半導体素子を使用したレーダーです。従来の船舶用レーダーは、電波の生成にマグネトロン(電子管)を使用していましたが、マグネトロンは使用するにつれて劣化が生じるため定期交換が必要でした。固体化レーダーに使用される半導体素子は劣化が生じないため、交換に伴うコストや手間を省くことができます。大型商船や陸上の監視局など、レーダーの連続稼動が必要な用途では、メンテナンス性向上のため固体化レーダーの導入が進んでいます。
DXは、「Digital Transformation」の略で、デジタルによる変容を意味します。建設DXは、建設業務にAIやICT、IoTをはじめとするデジタル技術を取り入れることで、業務プロセスそのものに変革をもたらし最適化することです。建設業界では、労働者の高齢化による人材不足や労働力不足が深刻化しています。デジタル化により、作業の省人化や労務難の改善が期待され、建設業界で進められています。
気象状況を観測するためのレーダーです。アンテナを回転させながらパルス状の電波(マイクロ波)を発射し、雨滴や雪片から反射して戻ってきた電波の強度や周波数のズレから、雨や雪の強さ・位置・移動速度を計測します。
反射して戻ってきた電波の強さから雨量を計算して色分け表示したものが代表的な観測結果です。
気象レーダーでは主にS帯、C帯、X帯の電波が利用されており、観測用途や範囲に応じて使い分けられています。
フルノでは固体化素子を使用したX帯二重偏波気象レーダーを提供しており、正確な雨量の測定に活用頂いています。
インマルサット(国際海事衛星機構)やVSAT衛星を利用した船舶と陸上との間の通信装置です。大容量のデータ転送が可能になり、船上においてインターネット、Eメール等ができるようになります。
船の真下から両舷方向の広範囲な海底を連続的に探索し、リアルタイムに三次元海底地形をグラフィック表示したり、オフラインで広域海底地形図の編集・作成をします。
海底地形の精密探査、沈船探査、海洋土木調査、測量、浚渫工事などに利用されます。
3,000 MHz帯を使用するSバンドレーダーで、魚がいるところに集まる鳥を探索・追尾します。双眼鏡で見えないような遠方の鳥も探索できます。
カツオ釣りやまき網漁業などには欠かせない装置です。
指向角の狭い超音波信号を複数発射するスプリットビーム方式により魚の体長計測を実現。漁獲前に魚のおよそのサイズが判別できるため、漁獲判断や海洋資源調査などに利用されています。
超音波を海中に発射し、その反射波をとらえることで海中の魚群の存在や海底状況を画面上に表示する装置です。
山びこなどもそうですが、発射した音波や超音波は、伝播途中で何か物体に当たると反射し、その反射波の一部は発射したところまで返ってきます。魚群探知機(魚探)はこの基本的な超音波の反射原理を利用しています。
なお、魚群探知機(魚探)における超音波の送受信は、漁船の船底に設置した送受波器(振動子)がセンサーとして動作します。
「サテライトコンパス™」はフルノの商標です。一般的には「GPSコンパス」と呼ばれています。複数のGPSアンテナを用いてGPS電波の位相差測定により、高精度に船首方位を検出する装置です。
磁気コンパスやジャイロコンパスと比較すると地磁気の影響を受けないことや、可動部がないため、メンテナンスフリーであるなどの特徴があります。
Sound Navigation and Ranging の頭文字を取ってsonar(ソナー)と呼びます。
音波または超音波によって物体を探知する装置で、船の真下方向の海底を検知したり魚群を探知する音響測深機・魚群探知機に対して、自船の周辺や遠方を探知できるものを、通常「ソナー」と称しています。
魚群探索用のソナーには、自船を中心に1本のビームを回転させながら探知するサーチライトソナーと、全方向を一瞬に探索するスキャニングソナーがあります。前者は1個のセンサーをモーターで回転させる簡単な構造ですが、後者は1000個ものセンサーを緻密に配置し電子処理する高度なマシンです。
これらのほか、船舶の対地対水速度を測るドップラソナーもあります。
血液や尿などに含まれる酵素・脂質・蛋白質・糖などの生化学物質を試薬と反応させて生化学物質を定量測定し、健康状態・病気の程度を検査する装置です。糖尿病検査に対応した製品もあります。
振動子、またはトランスデューサーともいいます。
電気信号を振動の信号に変換し、超音波として送信し、はね返ってきた反射波を受ける受信センサーとしても働きます。
魚群探知機、ソナーの超音波送受波器などに用いられるキーデバイス。
船底の送受波器から複数軸方向に超音波を送信し、反響音に含まれるドップラ周波数を測定して、前後左右方向の対地船速、対水船速を高精度に計測する装置です。この装置は、大型船舶の離岸および接岸時操作などに有効です。
人間の耳でとらえることのできない周波数の高い音。人間が聞くことが出来る音波は 20 Hz~20 kHz の周波数と言われていますが、超音波はそれ以上(20 kHz以上)の高い音波を発し空気中を振動して伝わります。
超音波は、その特性を活かし、魚群探知機や医療機器、金属加工など、さまざまな用途に利用されています。
超音波を使い、骨密度を測定する装置です。具体的には、踵骨の骨内伝搬速度などから骨密度を計算します。X線による測定とは異なり、放射線を浴びる危険性がなく、妊娠中の方でも安心して利用することができます。
業務用のデータ収集・加工・通信機能を持ち、持ち運びできる小型の情報端末装置です。
生産管理、売上処理、ルートセールス、物の入出庫・在庫管理など幅広い分野で活用されています。フルノグループの株式会社フルノシステムズにて製造・販売しています。
磁石(マグネット)と真空管を表す(…トロン)をあわせた造語。直流電力をマイクロ波に変換する真空管の一種。
レーダー装置、電子レンジをはじめ、医療器具などさまざまな分野で利用されています。
複数の衛星システム(GPS/GLONASS/Galileo/QZSSなど)を同時または選択して受信する技術です。
同時受信は選択受信と比べて、捕捉衛星数の増加による測位精度や測位成功率の向上、また、異なる周波数帯の信号を同時に扱うことで妨害波に対するロバスト性の向上といったさまざまなメリットが得られます。
フルノのマルチGNSS対応受信機はすべて、同時受信に対応しております。
無線LANシステムを使ったモバイル情報端末機です。業務内容に応じて読み取り時の焦点距離が選択でき、バーコードから2次元コードまで対応しています。
あらゆる産業での入出荷管理・ピッキング業務などに活用されています。
Radio Detection and Ranging の頭文字をとってradar(レーダー)と呼びます。
レーダーは、自ら電波を発射し、その反射波をとらえることにより、海上の他船やブイ、鳥などの物標をとらえるシステムです。波長の短いマイクロ波を発射し、そのエコーをキャッチすることで物標までの距離と方位を正確に測定することができます。
現用レーダーには船舶用の他、気象レーダー、航空機管制用のレーダーなどがあります。
この他、自動車のスピード取締り用や野球でのスピードガンもレーダーの一種です。
漁視(りょうし)マップはフルノの商標です。航海機器に登録した禁漁区域や好漁場ポイントなどのマーク・ライン情報を、自宅や事務所のパソコン上で編集・管理できるフルノ独自のWEBアプリケーションです。